・「割引」「値引」に惑わされない

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「安くなってきた」というマンション価格。しかし、本当にそうなのでしょうか?

 気をつけたいのは、マンション価格がほんの数年前の価格に戻りつつあるだけで、必ずしも安くなったわけではないということです。「発売価格から3割引」と言っても、元の価格が高過ぎるケースがあるので注意が必要でしょう。当然の話ですが、数字上の割引率ではなく物件としての価格を見るべきです。

 話は変わり、先日東京都心で某新築マンションの分譲があったのですが、そのマンションは完売しました。しかも、このご時世に抽選→結構な倍率です。これでわかるのは、「売れる価格であればすぐ売れる」ということでしょう。売れる価格と言っても、マンションですから千万単位ではあるのですが、販売価格とつり合っていれば(もしくは割安感があれば)不況と言われる中でも高倍率になるほど売れるのです。

 マンションの値下がりが話題となってからしばらくが経ちますが、冷静になって数字を見るとハッキリ言ってまだ高いことに気がつきます。勿論、高騰していた土地代や原料費など仕方ない事情もありはするのですが、異常に高い価格から比べて「安くなった」、「適正価格になった」と言うのは早計かもしれません。

 幸か不幸か、(中古を含め)物件にはかなりダブつきが出ているようです。また、様々な理由から物件自体の売却を希望する人も増えています(業者も住人も)。これからどんな値動きを見せるのか、注目でしょう。

「マンションが安くなった」と言われる中、いつまでも売れない物件もあれば、高倍率で売れる物件もある…。割引の数字に惑わされず、マンションの価値を見定めて高いか安いか判断したいものです。