・マンション価格 2008秋

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「マンション価格は下がるのか?」という記事を書いてからしばらく経ってしまいましたが、マンション価格は概ね予想通りに推移していたようです。価格が下がったといっても立地の良い都心のマンションは下がらず、「首都圏」などと書かれる郊外のマンションが下落する…。お買い得のマンションがある反面、「欲しいマンションが下がらない」と感じている方も少なくないのではと思います。

 ただ、以前の記事にも書いた「中古マンション価格」は、さすがに下落傾向が目立つようになりました。当然でしょう。元々が「異常に高過ぎた」のです。私たちはここ数年「景気が良い」などど実感したことはありませんが、土地・マンション業界は別。ミニバブル状態に酔っていたのです。

 その結果、新築は勿論、中古まで強気の価格が目立つようになりました。便の良い都心の中古マンションでは、いまだに新築販売価格を遥かに超えた価格が付けられているケースも少なからずあります。
 
 ただ、「法外」な価格がつけられていた中古マンションも、ここにきて価格が下げられる、あるいは引っ込められるといったケースが相次いできました。「メチャクチャな価格」に気が引けてきたのでしょう(笑)。

 そもそも、マンションというのは「買える値段」でなければなりません。が、「便が良い」「一戸建てと比べ管理が楽」「治安の面で心配が少ない」「共用施設が魅力」などの理由から、戸建と同じか場合によってはそれ以上の感覚で扱われているのです。勿論、これらの利点は確かにその通りなのですが、価格を考えたとき「?」と感じる人が少ないのかな…と、仕事をしながらいつも感じていました。

 ただ、(売り手側も新築価格を下げるに下げられないケースはあると言え)これだけ新築物件が余っている、あるいは中古物件も下がり始めた中、あるいは世界的な景気減速が見える中、もともと非常識だった「新価格」というものは早晩崩壊するでしょう。便の良い都心の物件は緩やかに下降…程度かもしれませんが、郊外・地方のマンション販売はもう「泣き」の状態になっています。

 それと、心配なことが1つ。この不景気で、住宅ローンを払えない人が出始めているようです。これから、比較的築年数の浅い物件がリリースされるかもしれません(マンションに限らずですが)。それがどれくらい出るか…。

 中古マンション価格の下落は新築マンションの価格にも影響を及ぼします。今後もマンション相場から目が離せないでしょう。